食料第二本部
カカオ・ゴマ部
ゴマ課

2019年新卒入社 R.H

食品用ゴマを海外から輸入し、日本国内の加工メーカーへ納入する営業職。
アフリカ・アジア・南米まで様々な国と直接交渉を進める役割を担い、多様な経験を活かして、最高品質のサービスを提供する。
多くの可能性を秘めているゴマ成分を通し、新しい価値を提案へ。

Q.01現在の仕事内容を教えてください。

私は現在、食料第二本部のカカオ・ゴマ部 ゴマ課に所属し、主にゴマの輸入業務における営業を担当しています。
具体的には、いりゴマ、すりゴマ、練りゴマなどの食品用ゴマを海外から輸入し、日本国内の加工メーカーさんに納入する際の、現地サプライヤーさんとの条件交渉や、国内のお客様への提案業務が主な役割です。また、輸入業務の性質上、海外出張の機会も多くあります。

英語はどのように覚えていったのでしょうか?

現地では、語学力を活かして交渉や調整業務を行っています。もともと英語がには自信がなかったのですが、この部署に配属されてから勉強を重ね、少しずつ自信をつけること出来ました。経験を積む中で語学力が向上し、現在では年に数回の出張でもスムーズに交渉ができるようになりました。海外サプライヤーさんとの調整では、語学力だけでなく、文化の違いを理解し、柔軟に対応する力も求められ、日々新たな成長を実感しています。

やりがいはどんなところに感じますか?

ゴマの輸入業務では品質の安定確保が非常に重要です。ゴマは天候に大きく左右されるため、現地の天候や農薬使用状況などの情報収集が欠かせません。さらに、他国での買い付け動向を常に確認し、需給バランスを見極めています。価格高騰や供給不足を避けるためには、購入のタイミングを慎重に決定する必要があります。お客様に対し、適正な時期に適正な価格でゴマを提供出来た時にお客様から感謝の言葉を頂けた時は、私の業務の中でも特に難しく、かつやりがいを感じる部分です。

Q.02これまでの仕事の中で
印象に残っていることは?

特に達成感を感じた業務はどのようなものでしょうか?

これまでの仕事の中で印象に残っていることを一つ挙げるのは難しいですが、特に海外の農家さんやサプライヤーさんと直接交渉し、取引を成功させた瞬間は、達成感が大きく印象に残っています。

私は年に5~8回ほど海外出張に行き、主にアフリカやアジアの産地を訪問しています。現地では、農家さんやサプライヤーさんと直接交渉する機会が多く、国や地域ごとの文化や特徴を肌で感じながら仕事を進めています。海外出張では、文化や環境の違いから予期せぬ課題に直面することも少なくありません。例えば、現地の空港で入国時に賄賂を要求されるといった、日本では考えられないようなトラブルにも直面しました。また、特に発展途上国では食事や衛生面の問題に苦労することも多く、体調管理には細心の注意が必要です。

予期せぬ課題に戸惑いながらも、現地の農家さんやサプライヤーさんと丁寧に話し合い、信頼関係を築いて取引を無事に成立させた時には、大きな達成感を得ることができました。この業務で特にやりがいを感じるのは、「自分の仕事が実を結んだ」と実感できる瞬間です。お客様と現地サプライヤーさんを結びつける役割を担えることは非常に誇らしく、現地で取引が成立した瞬間の充実感は何事にも代えがたいものがあります。

プライベートとの両立は可能でしょうか?

正直、海外出張が多いため、プライベートとの両立が難しいと感じることもあります。それでも、会社が振替休暇制度を整備してくれているおかげで、柔軟に休暇を取得しながら仕事を続けることができています。この環境のおかげで、安心してやりがいのある業務に取り組むことができています。

Q.03伊藤忠食糧は、成長の場として
どのような環境だと思いますか?

伊藤忠食糧は、若手社員にも積極的に仕事を任せてくれる風土があり、挑戦と成長の機会を豊富に提供してくれる環境が整っていると感じています。
私が所属するゴマ課の上司は業界で10年以上のキャリアを持つベテランで、豊富な知識と広い人脈を活かして、常に的確なサポートをしてくれます。難しい局面に直面しても、「最終的には上司がしっかりフォローしてくれる」という安心感があり、積極的に仕事に取り組むことができています。このような環境が、挑戦しやすい風土を生み出していると実感しています。

率先してイニシアチブを取る事は可能でしょうか?

25歳の頃には「海外出張に行ってみていいよ」「自分で考えてみて」という挑戦的な機会をいただき、自分で考え行動する経験を積むことができました。挑戦の場を与えていただくことは簡単なことではありませんが、その分得られる学びや経験は非常に大きく、私にとって貴重な成長のきっかけとなりました。今振り返ると、その経験は何物にも代えがたいものだと感じています。

さらに、社内では若手社員同士の交流も活発に行われています。飲み会などでは業務に関する意見交換が盛んで、例えば商品の裏面表示を見ながら成分や製造工場について議論することもあります。こうした業務と日常生活が密接に結びついた会話が、業務知識の深まりや視野の拡大に大いに役立っていると実感しています。

ONE POINT

ゴマ業界には、ユニークで専門的な概念や注目される成分がいくつかあります。
その中でも、私が特に注目しているのは「セサミン」という成分です。
セサミンは「ゴマリグナン」と呼ばれる化合物の一部で、ゴマに含まれる健康成分として知られています。
ただし、ゴマ1粒に含まれるセサミンの量は極めてわずかです。

セサミンには抗酸化作用があり、肝臓の負担を和らげたり、腸内の善玉菌を増やしたりなど、健康維持に寄与する効果がある成分として広く認知されています。
現在では、健康志向の高まりとともに注目を集めており、サプリメントや健康食品にも幅広く活用されています。

ある1日のスケジュールを拝見

9:00

出社、メールチェック、ToDo整理

海外とのやり取りが多い為、時差の関係上朝一のメールチェックが重要です。

10:00

客先への電話対応

原料相場の共有、在庫状況の確認や新規ご提案を行う。

12:00

ランチ

同僚とランチ又は近くでお弁当を買ってデスクでランチ。

14:00

中国とのミーティング

伊藤忠商事・伊藤忠商事海外支社と合同ミーティング、一番のバイヤーである中国の買付動向や国内需要をヒアリング。

16:00

各海外事務所とのミーティング

伊藤忠商事の現地スタッフと胡麻相場情報に関して、情報共有を行う。(ナイジェリア、エチオピア、ミャンマー、タンザニアなどからNSが参加)

17:00

事務処理対応

契約書の作成や胡麻相場情報の発信などを行う。

18:30

退社

退社後はゴルフの練習やジム、同僚と飲み会などをして過ごす。

STAFF INTERVIEW

STAFF INTERVIEW

STAFF INTERVIEW